アメリカカンザイシロアリの駆除料金とおすすめ業者

シロアリを見てその種類を見分けられる人は少ないと思いますが、アメリカカンザイシロアリだけは日本にいる他のシロアリと習性が異なるので、その痕跡から当たりを付けることは可能です。

一般のシロアリは湿度を好むので、風呂や流しの床下やコンクリートでベタ打ちされた玄関の下の土中などに潜んでいることが多いのですが、カンザイシロアリは乾燥した環境にも適応できるので、様々な場所に潜んでいる可能性があります。

業者に依頼する前、
まずはアメリカカンザイシロアリが残す形跡を確認しましょう。

アメリカカンザイシロアリがいるかどうかは、家の周りを見ればわかる可能性があります。
家の近くに一見オガクズのように見えるものが溜まっている場合、それをよく観察してください。アメリカカンザイシロアリの糞である疑いがあります。

黄色または褐色の乾いた均一な粒状であれば、アメリカカンザイシロアリの糞の可能性が高いです。

糞のある場所の近くの木材を軽く叩いてみて、オガクズに見える糞がパラパラと落ちれば、その周辺がカンザイシロアリの住処になっているおそれがあります。
オガクズ状の糞がなくても油断はできません。まだアメリカカンザイシロアリが家に舞い込んで間もない時期であれば、オガクズそのものや虫の羽が落ちていることがあります。

アメリカカンザイシロアリのカンザイとは、乾いた木材という意味の「乾材」です。アメリカカンザイシロアリは乾燥した木材に住み着きます。そして、乾燥した木材の粉または乾燥したオガクズのような糞が家の周りに積もっていれば、カンザイシロアリが入り込んだ可能性が高いと認識してください。
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アメリカカンザイシロアリは海外のアリで、日本に元々いたアリではありません。輸入家具などに紛れて日本に入り込んだと考えられています。
いわゆる分布域というものが未確定で、各地で被害が点在しているような形になっています。
具体的には以下の地点に被害が確認されています。

地図と照らし合わせるとわかるのですが、被害報告が転々と飛び地のように報告されており、分布「地域」というよりも分布「地点」というような形になっているのが現状です。
今後分布地点が増えることが懸念されていますし、分布地点が分布地域というレベルにまで拡大するおそれもあります。
また、飛び地のように被害報告があるため、次はどこにアメリカカンザイシロアリが現れるかの予想がつきづらいというところが厄介です。
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アメリカカンザイシロアリは日本にいなかった種類のシロアリです。そのため、駆除には日本在来のシロアリと違ったアプローチが必要になります。

在来のシロアリとアメリカカンザイシロアリの大きな違いは、カンザイシロアリが住む場所です。
日本のシロアリは土壌性といって、基本的に土に住みます。しかしアメリカカンザイシロアリは乾いた木材の中に住み着きます。乾燥した木材であっても、その中のわずかな水分で生存できるのです。

このため、ヤマトシロアリやイエシロアリのように薬剤を土壌に散布する方法では効果が薄いとされています。

また、そもそも日本のシロアリ駆除で一般に使われている薬剤自体の効き目がない、または効きづらい可能性があります。効かない薬剤を使った結果、木材の中でアメリカカンザイシロアリが暴れ、却って被害が拡大するという説すらあるのです。

殺虫ガスによる駆除

では、アメリカカンザイシロアリの本場であるアメリカでは、どのような駆除を行っているのでしょうか？
アメリカでは殺虫用のガスを使って駆除することが一般的なようです。家全体をシートで覆い、中をガスで満たしてカンザイシロアリを殺します。これを燻蒸処理と呼びます。
このガスには毒性がありますが短期間で分解されて毒性を失うため、人体への影響は最小限に留まります。
しかし毒性がなくなるということは、短期間で再びアメリカカンザイシロアリが入り込むおそれがあるということでもあります。予防的な効果はほとんど得られません。

ホウ酸塩処理

もう1つアメリカで行われているのはホウ酸塩処理です。ホウ酸を散布してアメリカカンザイシロアリの駆除と予防を行います。ホウ酸は無機物であり自然に分解・蒸発しません。このため木材などに残留し続けて、アメリカカンザイシロアリの被害を長期間防ぎます。
ホウ酸は水溶性のため、湿度が高く雨の多い日本ではホウ酸が流出する可能性がありますが、それでも一定期間アメリカカンザイシロアリを寄せ付けなくなる効果があります。
日本の都市部では住宅が密集していることが多いため、燻蒸処理をやりづらい側面があります。そのため、日本でアメリカカンザイシロアリの駆除を行う場合はホウ酸を使った処理を行うことが多くなっています。
ホウ酸系薬剤以外では、ネオニコチノイド系のものが使われることがあります。しかしこれは人体への影響が懸念されているようです。

以上のように、アメリカカンザイシロアリへの対処方法は在来種への対処方法と異なります。
もしアメリカカンザイシロアリの被害にあった場合、カンザイシロアリへの対処ノウハウを持っている会社を選ばなければなりません。また、一般のシロアリに対する対策費用とアメリカカンザイシロアリに対する費用は異なりますので、きちんと見積りを取って確認してください。

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アメリカカンザイシロアリについては、一定の駆除方法が国内では未だ確立されていません。

駆除方法や駆除薬剤などが会社ごとに違うので、駆除費用のいわゆる相場がまだ定まっていないのが現状です。

アメリカカンザイシロアリの被害は床下のみならず壁や天井にまで広がっていることが多くあります。被害箇所によって施行難度が異なるので、各社ともホームページ上では「調査のうえで見積もりをする」と述べるに留まっていることが多いようです。

ホウ酸を散布または塗布するという施工で坪単価1万3,000円程度を駆除価格として提示している業者がある一方で、被害箇所を重点的に対策する対策料金として3万円以上を提示している業者もあります。かなりばらつきがあるのです。

同じ業者による施工でも、被害箇所や被害規模によって対策価格がかなり変わる可能性もあるので、できるだけ複数の業者から見積もりをもらって比較検討することが大事になります。

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地域別にアメリカカンザイシロアリの駆除を行っている業者を紹介していきます。
基本的に本社が存在するところを基準にピックアップしました。

東京のカンザイシロアリ駆除業者

神奈川のカンザイシロアリ駆除業者

千葉のカンザイシロアリ駆除業者

大阪のカンザイシロアリ駆除業者

兵庫のカンザイシロアリ駆除業者

沖縄のカンザイシロアリ駆除業者

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